ある人が「WEB3.0とはレコメンデーションとパーソナライゼーションだ」と定義されておりましたが、最近ターゲティングの分野が非常に進歩しております。
特に注目したいのが、劇的にコンバージョン率を向上させることが期待できるエリアターゲティングという考え方です。エリアターゲティングとは、サイトにアクセスしてきたユーザーの所在地を割り出し、その所在地に適したものを表示するというものです。
中でも注目したいのが、「SURFPOINT™」というサービスです。
これは、IPアドレスと地域(都道府県、市区町村、市外局番、緯度経度)を紐づけたデータベースで、WEBサイトに導入することでユーザーの現在地を考慮したサイト表示ができます。
たとえば、不動産のサイトでは沖縄のユーザーに北海道の物件を見せても意味がなく、ユーザーが現在アクセスしてきている地域の物件を見せた方が、コンバージョン率が向上することでしょう。
また、アパレルなどは北海道の人には防寒に優れた衣類などを表示させるべきで、家電であったら、ヒーターなどを表示させるのも良いでしょう。
このようにエリアターゲティングは多くの業界で利用できるもので、コンバージョン率を劇的に向上できることが期待できます。
また、最近2ちゃんで犯行予告を行うとすぐ捕まりますが、IPアドレスから地域を割り出されているわけで、インターネットは完全な匿名ではないわけですね。
この点、留意してインターネットは使いたいものです。
≪参考URL≫
■RedPen
http://redpen.jp/2009/01/28_23194.php■SURFPOINT
http://www.arearesearch.co.jp/ip/sp_v2.html